私の推しジオ!第2回 私の推し本
皆さんこんにちは!地域おこし協力隊の隈本です。本日も見に来てくださってありがとうございます。今日はジオパークをもっと楽しむ「推し本」について語っていきたいと思います。もちろん現地を訪れるだけでも十分面白いのですが、前知識があるかないか、また、どんなことを見たいのかを考えておくだけで、ジオパークが格段と楽しくなります。今回はちょっとジオパークに興味を持ち始めたそこのあなたにおすすめの本を2冊紹介したいと思います!
「観察を楽しむ 特徴がわかる 岩石図鑑」
(出版社:ナツメ社、著者:西本昌司、出版年:2020年)
これを持っておけばある程度の岩石は網羅できる1冊。普段何気なく見ている石がいったいどこから来たものなのかや宝石は一体どうやって出来上がるのかといった石に関することを分かりやすく書いてくれています。また、ポケットサイズなので河原に行って石を眺めながら本を片手に石ころウォッチするのにちょうどいい!もしかしたらあなただけの宝石が見つかるかもしれませんね。
「日本の神様解剖図鑑」
(出版社:エクスナレッジ、著者:平藤喜久子、出版年:2017年)
神社めぐりが好きな方におすすめのこちらの本。日本には昔から八百万の神様が万物に宿るという考え方が生活の中で息づいています。奇石や珍しい地形なども信仰の対象としてきた例がたくさんあります。また、土砂崩れが起こりやすい場所や水害が多い場所には水神様がたてられていたりと私たちの生活の中にも神様と地質が結びついてるようなところはたくさんあったりするんです。知らない土地に行ったときに、この土地はどんな神様が必要とされてきたんだろう?と考えながら街歩きをすると、その街の意外な特徴や習慣が見えてくるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?気になる本はありましたか?
2冊ともとても読みやすくイラストや写真がたくさん載っているので本を読むのが苦手な方でも楽しんで読み進めていただけるかと思います。ジオパークだけではなくいろんなことに興味を持ってもらえるきっかけになったらいいなと思います。
最後まで読んでくださってありがとうござました。
第三回 「推し石」あなただけの宝石が見つかる?!
お楽しみに!
伊那市地域おこし協力隊 南アルプス山と人のコミュニケーター 隈本由夏

「岩石図鑑」の写真

「日本の神様解剖図鑑」の写真
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