ジオパークのフィールドで体験と学習を行っています
7月に入りジオパークにある様々なジオサイトを使って、小学生から高校生までを対象に、教育関係者等とも連携しながら現地での体験学習が進んでいます。
伊那市では、次のような学習が行わわれています。
ジオパークを感じたい方、学びたい方はジオパーク事務局(電話0265-96-8147)までお問い合わせください。
・「南アルプスを間近にみる」(高遠高校の「地域の科学」)
7月11日に南アルプス林道沿いの鷹岩、白岩(幕岩)、唐沢露頭などを観察しました。高校生7名をジオパークガイドが案内しました。また、南アルプスを流れ下る三峰川の河原で石ころを観察し、中央構造線の溝口露頭を案内し、地球科学からみたこの地域についてに伝えました。
・「地球の学校」
7月15日にジオサイトの板山露頭や守屋山麓などを回り、現地で地球を感じる体験や学習を行いました。伊那市創造館が開催している「地球の学校」で、今回は小学生14名が参加し、有識者や小学校の理科の先生からその場所の面白さや地球や化石のお話しがありました。また、先生のサポートにより箕輪町の鍾乳洞にも入って、貴重な体験をしました。
・「親子登山教室」(仙丈ケ岳)
7月23日に北沢峠から小仙丈ケ岳の登山に親子9組19人が参加しました。健脚コースに参加した親子は仙丈ケ岳の山頂に登頂を果たしました。下界との気温の違い、目まぐるしい雲の動き、原生林の生態系、ハイマツ帯の環境など、初めての仙丈ヶ岳登山となった親子も多く、山岳ガイドのみなさんが登山の知識や自然の魅力を伝えました。また、ジオパーク担当者からは小仙丈ケ岳で南アルプスはどうして高いのか、足元にある石はどんな石かなどの話をしました。

「地域の科学」白岩

「地域の科学」鷹岩へ

「地球の学校」板山露頭

「地球の学校」鍾乳洞を体験

「親子登山教室」
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