南アルプスジオパーク

日時：令和4年9月1日（木）
場所：高遠城址公園、建福寺、溝口露頭（秋葉の道しるべ）、熱田神社、中尾座、中尾の秋葉古道
参加者：高遠高校生8名

今回は伊那市高遠町、長谷地区で、中央構造線の谷沿いに発達した歴史文化に関わる史跡などについて学びました。

高遠城址公園では、藩校の建物の一部やお堀の跡、土塁、古井戸などを見学しました。
高遠城は、三峰川と藤沢川に削られた河岸段丘の先端につくられたという地形的な特徴の他、地下9mほどのところに水を通しにくい粘土質の古土壌があったため、水が確保できたという地質との強い関連もあります。
城址公園の見学後、建福寺ではこの地域で採れる良質な石材とそれによって発展した高遠石工の作品を見学し、人の生活と石との関わりについて学びました。

また、午後には中央構造線の谷沿いに発達した街道を通って伝わったとされる中尾歌舞伎の伝承施設や実際の古道を歩いて街道沿いにある石仏などを見学しました。

その土地の成り立ちや形の上に紡がれる歴史文化を知ることで、それらを守り未来へ繋げていくことの大切さを学ぶことができました。