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東春近小学校校外学習の様子を紹介します

伊那市立東春近小学校で校外学習(ジオパーク探検)が実施されました。

 

日時:2015年12月9日 午前8時30分から午後12時30分

参加者:6年生児童65名

引率:東春近小学校職員4名

 

9時15分長谷公民館着、化石資料館を見学する。戸台から産するアンモナイトの化石に興味を示し、メモやスケッチをする。赤石山脈になぜ海の化石が産するのか説明。

 

9時55分溝口北露頭着、中央構造線露頭探検。徒歩で移動し、溝口北露頭で中央構造線と基盤岩類や礫層について概略を説明した後見学する。三波川帯の層内断層や褶曲に地球の営みを感じていた。活断層としての中央構造線に挟まる礫や断層の傷跡も見学した。ここから北に伸びる中央構造線について、非持露頭や月蔵山斜面の地形などからつながりを推定することができ、断層によってできた谷を実感した。

 

10時30分長谷非持露頭着、中央構造線露頭探検。非持露頭では三峰川が運んでつくられた河床礫層が水平層となっている。水の力によって堆積した地層を見学し、堆積実験による層と比較していた。縞状の堆積層が、活断層としての中央構造線の直上で乱れて、ところによって断層が見られる様子も調べ、断層の動きが河床礫堆積後の活動であることを理解した。

 

11時25分東部中学校着、火山灰層探検。東部中学校北斜面には10m以上の御岳山起源の火山灰を主とする堆積層がある。その中で、10万年前のPm-1と9万年前のOn-Inと6万年前のOn-Mtを採取した。PM-1の厚さは約2m、これが空から降ってきた火山活動について様々に想像を巡らせた。採取した火山灰は後日学校で洗浄後顕微鏡で観察する予定。

12時30分東春近小学校着

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