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天竜川災害伝承シンポジウムが開催されました

平成27年は、伊那谷において未曾有の災害と伝わる「未(ひつじ)の満水」から300年、「池口崩れ」から1300年の年となります。過去の災害を学びその教訓を地域住民、次世代に伝えるため、標記のシンポジウムが開催されました。

日時:平成27年5月29日 午後1時20分から午後5時30分

会場:飯田文化会館 大ホール

 

第一部1つ目の基調講演は、寺岡善治氏(伊那谷自然友の会)「池口崩れと埋没林の教え」。1300年前の遠山地震により引き起こされた池口崩れの埋没林の解説のほか、全国の災害被害や災害地名についても話されました。

 

2つ目の基調講演は、尾田栄章氏(福島県広野町役場)「原発事故からの被災地『広野町』で感じること」。平成7年と8年の蒲原沢(姫川水系)の土石流災害や、天竜川水系の土砂災害について話されたあと、「早期帰還から幸福な帰還」を目指した現在の事業、状況などを聞かせてくださいました。

 

第二部は、北澤秋司氏(信州大学名誉教授)がコーディネーターとなり、5人のパネリストにより災害への対応、備え、防災組織、整備、教育など多岐にわたったディスカッションがなされました。

 

展示室では、天竜川の災害に関するパネル展示とDVD上映がありました。

 

急峻で脆弱な伊那谷の地形・地質を理解し、今後起こるであろう災害に備え、地域の防災力向上を図りましょう。

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