南アルプスジオパーク

第10回日本ジオパーク中部ブロック大会が、9月20日から21日にかけて、苗場山麓ジオパークで開催されました。
南アルプスジオパークを含む中部ブロックの8地域が集まり、情報交換や経験の共有をしました。

大会の冒頭では、地元小学校のみなさんと各ジオパークのガイドさんや関係者が意見交換をして、お互いのジオパークの素敵な場所を語り合いました。

基調講演では、「ジオパークにおける防災学習、アクティビティについて」の演題で、鳥海山・飛島ジオパークの大野希一さんによる講演があり、島原半島ユネスコ世界ジオパークの雲仙火山における平成噴火などを事例にとした防災学習についてのお話しがありました。

パネルディスカッションでは参加地域から事例を持ち寄り、防災学習のほか、アクティビティや認定商品、ガイド運営についての議論がありました。

情報交換会では、苗場山麓の豪雪地帯での暮らし地元のガイドさんから伝えられ、地域に親しまれた「からす踊り」を参加者のみなさんで踊る場面もありました。

2日目には、ジオラフティングの体験や、2011年3月の地震をはじめとする災害の記憶に関わるサイト案内があり、苗場山麓ジオパークを学ぶよい機会になりました。

南アルプスジオパークでも、今回の大会参加での学びや交流をいかし、さらに取り組みを活発にすすめていきたいと思います。