南アルプスジオパークのトピックス情報

最新情報をお届けします。

トピックス

HOME > トピックス > 遠山ガイドの会で「中津川岩石・鉱物」の研修を行いました

遠山ガイドの会で「中津川岩石・鉱物」の研修を行いました

遠山ガイドの会が、3/21日に「中津川岩石・鉱物」に関する理解を深めるため、岐阜県中津川市鉱物博物館、苗木城跡、苗木遠山資料館を訪問し、研修を行いました。以下に、遠山ガイドの会からの研修のレポートを掲載します。

(研修レポート)3月21日岐阜県の中津川市に行って参りました。中津川市鉱物博物館、苗木城跡、苗木遠山資料館を見て回りました。鉱物博物館ではペグマタイト(巨晶花崗岩)を中心として建物の造りも又、館内展示物もたくさんあり南アルプスジオパークとは又違った状況で面白かったです。入り口にあるペグマタイトの立派な標本に驚き理解を深めました。次いで水晶の種類と成り立ちをじっくり学び、カリ長石についても理解が深まりました。ここには今は幻となったパイロクスマンガンの貴重な原石もあり、日本の鉱物研究のトップにいた長島先生の収集されたその展示の豊富さと標本の立派さに感心しました。苗木遠山資料館では苗木遠山氏と苗木地域の様子が詳しく案内されており、遠山郷の江儀遠山氏との関係性までの展示等は表に出ておりませんが苗木遠山氏の様子はよくわかる資料、展示です。遠山史料館では資料がしっかり残っていてとても参考になりましたが、参加者にとってはやはり故郷の遠山氏との関わりに議論が集中しました。苗木城は櫓門の立派な石垣の写真がよく撮影されていますが、一般的なツァーでは語られることのないだろう地質との関係での探求です。花崗岩の巨岩がなぜここだけにこのような形で残っているのか?…どうして割れ目ができたのか?…ペグマタイトがどこにどのようにあるのか?…馬洗石はなぜ斜めになっているのか?等々です。丁度いた地元のおじ様が解説してくださり、苗木遠山氏は石高が1万と貧乏だったので苗木城の石垣も岩村領側(木曽川対岸)から見える石垣(綺麗な積み方)と苗木側(野良積み)では積み方が違うとか、地元の方ならではのお話も聞けて良かったです。また、リニアの橋梁工事が真下に見えリニアについても検討されました。写真でも見れますが、リニア工事の木曽川橋梁の土台部位を工事しているところも分かり、将来苗木城跡から恵那山、木曽川、リニアと重なって映える写真が撮れそうと天守展望台より現在の写真撮ってみました。

R07.03.21遠山ガイドの会中津川岩石・鉱物研修

R07.03.21遠山ガイドの会中津川岩石・鉱物研修

R07.03.21遠山ガイドの会中津川岩石・鉱物研修

R07.03.21遠山ガイドの会中津川岩石・鉱物研修

R07.03.21遠山ガイドの会中津川岩石・鉱物研修

R07.03.21遠山ガイドの会中津川岩石・鉱物研修

R07.03.21遠山ガイドの会中津川岩石・鉱物研修

R07.03.21遠山ガイドの会中津川岩石・鉱物研修

R07.03.21遠山ガイドの会中津川岩石・鉱物研修

R07.03.21遠山ガイドの会中津川岩石・鉱物研修

最新ニュース

トップへ戻る