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【2/16】長谷の里山の様子

毎日家の窓から眺めているけどまだ登ったことのない三界山。
散歩を兼ねて厳冬期の登山口までの様子を見に行ってきました。

高遠ダムからスタート。ひたすら林道を歩きます。予想していた通り三界山登山口の手前約1㎞あたりから雪がついていました。
この辺り一帯はほとんどがアカマツで生い茂っています。そのため景色は木々の隙間からほんの少し見えるくらいです。

途中、雰囲気のある枯れた実を拾いました。いけばなをやっている方に聞いたところ、桐の実で、枝はちょっと高級で特殊な部類に入り、町の花屋さんではなかなか見かけないそうです。花が開花する初夏にまた見にに行こうと思います。

道の真ん中にある大量の糞は、おそらくタヌキの仕業です。タヌキやアナグマやハクビシンは、「ためフン」という共同トイレをもつ習性があります。同じ場所で糞をすることでニオイを通してお互いのコミュニケーションをとっています。冬は草がなくなるのでよく目立ちます。

少し高いところから開けたポイントが見えたので足を延ばしてみました。そこからは南アルプスと中央アルプスの両方が望めます。相当な樹齢と思われる大きなアカマツ越しに雪のついたアルプス山脈が画になります。

そして林道にもたくさんの石仏があり天明の時代と思われる古い馬頭観音様も鎮座していました。

今回はピークを取らない林道歩きでしたが、冷たくて澄んだ空気と静かな世界に浸ることができました。
次は五郎山から三界山の縦走で歩いてみようと思います。

伊那市地域おこし協力隊 野田直子

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