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【12/12】初冬の守屋山

雪山始まりました。

今年3度目、雪がついてからは初めての守屋山へ登りに行きました。
朝はマイナス7度と冷え込みましたが、快晴で歩きだしからすぐに体は温まりました。
登ったことのある山も雪がつくと全く別の世界です。

山頂からは、雪化粧の北・中・南アルプス、御嶽山、八ヶ岳、いつもよりブルーな諏訪湖の絶景が望めます。快晴とはいえ空気は冷たくじっとしているとどんどん冷えてきますが、澄んだ空気が気持ちよく絶景から目が離せずなかなかその場から離れられません。
山頂での大パノラマに大はしゃぎの登山客にすごいでしょうと地元民(移住して9ヵ月)として誇らしくなりました。

下山を開始しようとしたところ、ラビット小屋で管理人の田中さんにお茶をご馳走になりました。多いときは冬でも週3日以上守屋山に登っているという生粋の山ヤです。因みにラビット小屋は日本の一般的な住宅が狭小であることからつけた名前だそうです。

守屋山東峰付近には守屋神社奥宮の宮があります。現在は祠が柵で囲ってありますが、昔は守屋山の神が怒ると雨をもたらすと信じられていて、干天が続くと雨乞いとして山頂の祠を谷底に突き落とす習慣がありました。
山頂に雲がかかると必ず雨が降ると信じられていたことから、諏訪盆地や伊那谷に住む人々には古くから気象の予知に用いられていました。
(原正直「守屋山の習俗と伝承」「諏訪学」山本ひろ子編、国書刊行会、2018年)

守屋山は登山口までもアクセスしやすく、初めての雪山としてもとてもおすすめの山です。
現時点では3シーズン用登山靴とチェーンスパイクで十分登ることが出来ます。
今後さらに深くなる雪が楽しみです。

■今回のルート
守屋神社~守屋山中嶽~東峰~水呑場山荘~杖突峠
タイム:3時間
距離:6.3㎞

伊那市地域おこし協力隊 野田直子

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