南アルプスジオパーク

遠山ガイドの会と遠山郷観光協会との共催による「ジオガイド養成講座（遠山郷上村エリア）」が10月21日と11月27日の２日間で開かれました。
講師は南アルプスジオパーク協議会学術部会長の坂本正夫先生で、今回はジオガイドのスキルアップも兼ねた取り組みで11名が参加しました。
養成講座１日目となる10月21日には午前中は１課目としてジオストーリーと遠山のジオサイトについての坂本先生からの講義があり、午後からは２課目としてしらびそのジオサイトについて現地を廻りながら説明を聞きました。

２日目の11月27日には、午前中は３課目として「程野露頭」「中郷流れの宮岩」「下栗の里」の現地学習が行われ、午後から最終科目の４課目として受講者による模擬ガイドでの発表を行いました。
２日間の養成講座で認定者２名、部分科目修了者４名が誕生しました。
講義内容は新規参加者にも分かりやすく、ジオガイド活動に参加している人でも勉強になるような工夫された内容で、受講者からの質問には随時答えていただくなど、参加者がガイドとして活動するうえで知識が深まる内容でした。
「模擬ガイド」での発表も参加者がガイド活動の専門家であることから逆に学ぶことも多くありました。
養成講座の終了後、遠山郷観光協会の役員と共に「アンバマイ館」のビジターセンター化に向けた展示とガイドの役割と活動について意見交換を行い、来年秋の「道の駅遠山郷」再開に向けて準備を急ぐことになりました。