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【3/20】中尾歌舞伎舞台稽古の様子

伊那市の無形民俗文化財である中尾歌舞伎は今季定期公演を4/29(火・祝)に控え、保存会員による舞台作りが進められ、この日から演者たちの立稽古が始まりました。
今年の演目は中尾歌舞伎保存会オリジナル演目の「三六災害半世紀(さぶろくさいがいはんせいき)」です。
歌舞伎の演目としては新しい時代(1961年)の話で、今からおよそ半世紀前に長野県南部を襲って甚大な被害をもたらした豪雨災害が、年月の経過に伴って歴史に埋もれそうになっている記憶を劇化して後世に伝え残す目的で平成24年に創作されました。

この演目は、原作脚本が伊那谷で生まれ、物語を歌舞伎化するために日本芸術文化振興会(国立劇場)の顧問により監修され、群唱は人間国宝の竹本葵太夫さんに語りの指導をいただき、作品化が実現しました。また、水神は広島県三次市に伝わる神楽の「大蛇」を譲り受け、土石流に見立てた「泥の大蛇」として使用しているのも見どころで、この演出を鑑賞できると、楽しみにしている方も多い演目です。

立稽古は1回通しのみ、同時進行で舞台作りも進みます。
みなさんお仕事されながらの練習のため演者全員が揃うことが難しいそうですが、熱のこもった稽古を見せていただきました。

信州伊那長谷 中尾歌舞伎の詳細はこちら
https://www.facebook.com/nakaokabuki/

伊那市地域おこし協力隊 野田直子

「中尾歌舞伎を撮ろう」フォトイベント

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